災害対策研究班-地域防災グループ

地域防災グループとは

地域防災グループでは,日本大学工学部周辺の災害リスクを認識するという目的を設定し,災害対策研究班の発足当時から活動をしています。具体的な活動としては,日大周辺の災害リスクの調査(防災まち歩き),郡山市地域防災計画の資料集め,日本大学工学部の周辺ボリューム模型と,プロジェクションマッピングの作成を行いました。

今後は,郡山市の中心市街地や,県内の主要な都市で災害を想定した活動に取り組みたいと考えています。

〈防災まち歩き〉

日本大学工学部が位置する福島県郡山市には様々な災害リスクが存在します。例えば,地震による建物の倒壊,大雨などによる阿武隈川の河川の氾濫などが挙げられます。

そこで,災害対策研究班では,日大周辺での災害頻度が高い「川の氾濫による浸水被害」,「地震による建物の倒壊」,「災害発生時における避難経路」の災害リスクを研究するため,防災まち歩きを企画しました。

この防災まち歩きでは3つのグループに分かれ,日大周辺でフィールドワークを行いました。この活動では災害対策の観点から,日大周辺の危険な場所,安全対策を行っている場所をリストアップしていきました。

その後,活動結果の共有を行いました。

そこでは,「細い道が多い」,「河川付近に柵がない」,「街灯が少ない」,「舗装されていない道がある」,などの調査結果が得られました。

そして,「外水氾濫の対策が必要」,「道路の整備をすべき」,「道が狭く,避難時に混雑が予想される」などの意見も出ました。

今回の防災まち歩きを行うにあたり,土木工事による阿武隈川変遷の歴史,過去の災害に関するデータとの比較などを行いながら,活動を展開していきました。郡山に身を置き建築を学ぶ一人の学生として,強大化の一途を辿る日本の自然災害に対処しうる新たな災害対策について今一度考える必要があると実感しました。

だからこそ,この防災まち歩きで挙げられた日大周辺の危険箇所を調査,改訂を行い,日大周辺における防災意識の啓発に繋げていくことが,引いては防災に繋がると考えています。

今後も私達災害対策研究班では,これらのデータを災害リスクマネジメントに起用させることのできるよう,プロジェクションマッピングへの更なる反映など,様々な活動のベースにしていきたいと思います。

防災まち歩きの企画書

〈プロジェクションマッピング地域防災プロジェクト〉

プロジェクションマッピング地域防災プロジェクトについてはこちらをご覧ください

プロジェクションマッピング