12月10日(日)に南相馬市小高区の「天野家住宅お別れ公開」に参加しました。
この住宅は,明治末から昭和初期にかけて建てられた和風近代建築です。
工手学校を卒業した二本松孝蔵が設計したもので,保存に向けての検討も進められていました。
この度,取り壊されるにあたり,お別れ公開が南相馬市教育委員会文化財課によって一般公開されました。
始めに,味噌蔵だった当時の使われ方や,この建築ができた経緯などを文化財課スタッフに説明頂きました。
階段や照明にまで趣向が凝らされており,当主のこだわりが見て取れます。
天野家住宅は,JR常磐線桃内駅に近接しており,実は桃内駅をこの地に招くことができたのも,天野家の尽力があったからだと言われています。
行きは小高駅から電車で向かったのですが,帰りは乗り遅れてしまい,約4キロの道のりを歩いて帰ることになりました。
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後藤 寛尚
第64期建築研究会会長
2015年入学。福島県南相馬市出身。
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